ブランド紹介

ヒルトン系列のホテル紹介

　ヒルトン系列ホテルのブランドには、次のようなものがあります。これらは全てHHonorsに参加していて、会員としてのベネフィットを受けることができます。

　グループの名前にもなっているブランドで、基幹的な存在のホテルです。北米のヒルトンのほとんどはHilton Hotel Corporationによる運営で、それ以外は元別会社であったHilton Internationalによる運営であったため、同じ名前を冠していても両者の雰囲気はかなり異なっており、北米のヒルトンの方が北米以外の Hiltonよりずっとカジュアルです。2006年にHilton Hotel CorporationがHilton International社を買収した後も傾向は基本的に変わっておらず、ホテルの雰囲気や価格形態は北米と北米以外とで違いがあります。

　Hilton Hotel CorporationとHilton International社が共同で立ち上げたホテルブランドで、一時はヒルトングループの最高峰のブランドでした。世界各地に存在し、宿泊者に無料で提供されるぬいぐるみが好評です。

　Hiltonグループの現在の最高峰ブランドです。アジアでは上海に存在します。

　Hilton Hotel Corporationによる運営です。高級モーテルからホテルまであります。アジアでは中国に多数存在しますが、日本では那覇に一軒あります。チェックイン時に提供される温かいチョコレートチップクッキーが最大の特徴です。中国のダブルツリーホテルはヒルトンブランドのホテルよりかなり安めの価格設定ながらEXEラウンジを備えており、設備やサービスもヒルトンに引けを取らない所がかなりあります。

　Hilton Hotel Corporationによる運営で、主に北米に存在しますが、最近はヨーロッパやアジアにも進出しています。５階程度の低層の建物であることが多く、エグゼクティブフロアを持ちません。ゴールド以上のHHonors会員には、ホテルによって１階にあるショップで使える数ドル分のクーポンがもらえます。

　ホテルとInnがあります。カジュアルな位置付けで、建物は多少古かったりしますが、全ての宿泊客にホットミールを含む朝食が提供されるのが特長です。低価格のためか、各種プロモーションでのベネフィットが多少抑え気味に設定されていることもあります。

　私には宿泊経験がなく、よく分かりません。

　高価格路線のホテルです。基本的に全ての部屋が寝室と居間が分かれたいわゆるスイートの造りになっていて、朝食とカクテルタイムが全宿泊客に対して提供されます。

　残念ながら、私には宿泊経験がありません。サービス内容としては、Embassy Suitesに準じているようです。

　こちらも私には宿泊経験がありません。

　タイムシェア型のリゾートであるHGVCですが、空室を一般向けにも出しています。寝室を１～２つ備えたスイートタイプのコンドミニアムです。

[ホテルの序列]

　北米の中で比較した場合の、ヒルトングループ内の各ブランド比較で言いますと、序列は概ね次のようになります。

・一般ホテル
　The Waldorf=Astoria Collection > Conrad > Hilton > Doubletree > Hilton Garden Inn > Hampton
・家族滞在向け
　Hilton Grand Vacations > Embassy Suites > Homewood Suites

　もちろん、場所や時期によって、価格や設備が逆転しているケースもあります。

[各ホテルの経営]

　ヒルトンブランドはコンビニエンスストアと同じく、フランチャイズでもあります。ヒルトン直営のホテルも数多くありますが、アメリカ以外のヒルトンホテルの多くは、実際には地元企業が経営しています。ホテルが時折ホテルブランドを替える(リーガロイヤル成田→ヒルトン成田)ことがあるのは、そのためです。
　このような事情から、多くの(ヒルトン直営でない)ホテルにとって、本当のお得意様はHHonorsの上級会員でなく、そのホテルにたくさんのお金を落としてくれた客ということになります。HHonorsゴールド会員に対して部屋のアップグレードが渋いホテルでも、宿泊実績を重ねるうちに扱いが良くなっていく可能性は充分にあります。

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