スターアライアンスのFFP

[アライアンス加盟キャリア]

　スターアライアンスには、以下の様な航空会社があります;

全日空、ユナイテッド航空、エアカナダ、ルフトハンザドイツ航空、シンガポール航空、タイ国際航空、中国国際航空等

[FFP概要比較]

　スターアライアンスの中で日本人にとってメジャーな、全日空とユナイテッド航空(UA)を取り上げます。

プログラム名 ANAマイレージクラブ(AMC) UAマイレージプラス
搭乗マイル 割引航空券だと25%～70%積算 UA発券のチケット:運賃$1につき5マイル
他社発券:割引航空券は25%～100%積算
クレジットカード ANAカードで100円＝1マイルが基本; 特約店では100円＝2マイル 提携カードで100円＝1マイルが基本;一部100円＝1.5マイルのカードもあり
マイルの購入 不可 可
マイルの有効期間 獲得後3年間 最後のマイル獲得/利用から18ヵ月間
家族合算 ANAカードを所有すると可 不可;有料にてマイル移行可
電子マネー Edy利用でマイル積算可

[特典還元率]

区間 ANAマイレージクラブ UAマイレージプラス
東京～札幌
(一般席)		 1往復の搭乗マイル(割引運賃): 766マイル
往復特典所要マイル: 15,000マイル
1特典に必要な搭乗数: 20往復		 1往復の搭乗マイル(割引運賃): 714マイル
往復特典所要マイル: 10,000マイル
1特典に必要な搭乗数: 14.5往復
東京～那覇
(一般席)		 1往復の搭乗マイル(割引運賃): 1,476マイル
往復特典所要マイル: 15,000マイル
1特典に必要な搭乗数: 10往復		 1往復の搭乗マイル(割引運賃): 1,376マイル
往復特典所要マイル: 16,000マイル
1特典に必要な搭乗数: 12往復
東京～シンガポール
(エコノミークラス)		 1往復の搭乗マイル(割引運賃積算率50%): 3,312マイル
往復特典所要マイル: 35,000マイル
1特典に必要な搭乗数: 11往復		 1往復の搭乗マイル(運賃$380): 1,900マイル
往復特典所要マイル: 45,000マイル
1特典に必要な搭乗数: 24往復
近距離の日本国内線については片道5,000マイルで取れるマイレージプラスがAMCより有利ですが、それ以外は概ねAMCの方が還元率的にお得です。

[AMCの特長]

・少額マイル特典
　主なものを列挙します。
特典の種類 所要マイル数 備考
ANA SKY コイン 1マイル～ 1マイルが1円分としてANA商品の購入に使える
ANA国内線 5,000マイル 600マイル以内の区間の片道(ローシーズン)
バニラエア 5,000マイル 成田－札幌or奄美大島(片道)
10,000マイル 成田－香港or台湾(片道)
ANAセレクション 10,000マイル～ 肉などの商品と交換
ANA国際線 12,000マイル 日本－韓国(往復)

・ANAカード
　AMCもJMBと同様、クレジットカードであるANAカードがあるとマイルは飛躍的に貯めやすくなります。家族のマイルが合算できるANAカードファミ リーマイルサービスも、ANAカード会員だけの適用です。

・各種ポイントからのマイル交換
　AMCはポイントの提携先が多彩で、以下のポイントから直接AMCマイルに交換することができます。
ちょびリッチ、Tポイント、楽天ポイント、nanaco
どのポイントからも、概ね2円相当分→1AMCマイルとなります。

[マイレージプラスの特長]

・少額マイル特典
　800マイル以下の都市間のANA国内線片道特典が、5,000マイルで発券できます。出発地と到着地間の距離が800マイル以下であればよく、最大3回まで乗継ぎができます。ただしUA側から提示される旅程しか選べませんので、詳しくはunited.comの予約画面でいろいろ検索してみましょう。

・提携クレジットカード
　マイレージプラスはデルタに倣って航空券$1→5マイル獲得としてから附与される搭乗マイルが激減したため、クレジットカードの利用マイルがないとなかなかマイルは貯まりません。マイレージプラスと提携しているクレジットカードは種類があり、100円の利用で1.5マイル貯まるカードや、電子マネーへのチャージでマイルが付くカードもありますので、目的に合わせて選ぶとよろしいかと思います。

戻る